日本こども支援協会とは
こども支援協会のビジョン、代表挨拶はこちらから。
2010年の5月5日に任意団体として2人で立ち上げ11年の月日が流れました。
最初は児童養護施設へお手伝いに行く団体でした。
施設さんの要望をいただき、「付き添い人員」として子ども達が
お祭りに参加する際の引率やマラソン大会の警備人員、などでした。
(4月10日放送の こどもてらす でもお話ししています)
活動を重ねていくにつれ
「これは私が求めているゴールなのか」
「何のためにするのか」
本質的な事、しっかり熟考しました。
養育里親としても、子どもを育てながら
「里親って何だろう」と思い悩むことも多々あり
“こどもの幸せって何だろう”
親といることが良いのか
保護されて施設に行った方が良いのか
里親に特別養子縁組されれば良いのか
この11年、何度も何度も考えました。
様々な事を考えながら、時には方向転換して
【子どもの最善を最短に】を軸にしようと
知識が深くなるにつれ、状況の変化によって
“最善”と思う事が変わりました。
それは、より突き詰めていくがために起る変化なので
振り返ってみても良い変化だったと思います。
常にこどもファーストで進んで来る事が出来ました。
11年活動してきた今、たどり着いた「子どもの幸せ」は
実親の元で親子が親子でいられるように全力で支援するべし。です。
里親として思うのは、やっぱり子どもは傷つかない方が良い、という事です。
虐待や貧困などの問題で親から切り離し、里親に託すのではなく
そもそも虐待が起らないように【未然に防ぐ】事が最善で
里親が必要とされない社会が、子どもにとっては一番いいのだと。
傷ついてから里親に託されるのではなく、
傷つかない、保護されない。だから里親も必要ない、と。
その未来を目指して、虐待防止活動する多くのNPOがいます。
私たちは「里親は次世代の虐待を未然に防ぐ最善の制度」と捉えています。
ですので “いまは里親が必要” と啓蒙活動しています。
いま、既に心身共に深く傷つき
この世に誕生してから僅か数年で
人生を失ってしまうようなところにいる子ども達。
しっかりと本来の「親心」を感じてもらい
安全な場所で安心して、心身の傷を癒していく。
そして、その子が親になった時に
最初に受けた不適切な養育ではなく
里親をモデルとした子育てが出来るように。
12年目の今年は【里親支援・里親アドボカシー】に力を入れます!
(※アドボカシーとは「権利擁護」や「代弁」などという意味を持つ言葉です)
微増する里親たちが「養育困難」に悩んでいます。
先日NHKでの調査結果が放送されました。
https://www.nhk.or.jp/d-navi/link/kodomo/index.html
昨年から、毎週土曜日に全国の里親が参加できる
「全国オンライン里親サロン」を開催しています。
毎週、色々なメンバーが入れ代わり立ち代わり参加してくださり
悩みを抱えた養育中の里親さんや、長い間待機して疲弊した里親さん
特別養子縁組をした後、何のサポートも無く、子育てしてきた養親さん
様々な方々が参加してくださっています。
延べ参加人数は673名になりました。
1年間、全国の里親さんと交流する事で明らかになった事。
『里親は責任はあるが権利は無い』
1年を通して、早くこれが必要だと思いました。
すべての里親と里親会を日本こども支援協会が支えていきます。
スタートアップとなる12年目。
今までと変わらず、全力で活動してまいります。
月々1,000円から活動を支えることが出来ます。
(寄付金控除対象団体ではございません)
https://www.congrant.com/credit/form?project_id=700
一緒に、私たちと本気で子ども達の未来を変えていただけましたら幸いです。
11年、私を信じて支えてくださった皆様
応援してくださる皆様、見守ってくださる皆様
本当にありがとうございました。
おかげさまで信念を曲げることなくここまで来れました。
11年で里親制度の啓発に大きく貢献できたと思っております。
しかし、残念なことに、それ以上のスピードで虐待件数が増えました。
12年目、さらにパワーアップして参ります。
しかし、組織を守るための活動は絶対しません。
私たちは微塵もブレることなく
「こどもファースト」を貫いてまいります!
引き続き、何卒よろしくお願い申し上げます。
心からの感謝と共に。
2021年5月5日
特定非営利活動法人 日本こども支援協会
「里親にはなれないけれど、
子どもたちのために何かしたい。」
日本こども支援協会は、養育里親の子育てを寄付で支える「寄付里親」を募集しています。
あなたも、寄付里親として社会全体での子育てに参加しませんか?