日本こども支援協会とは
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205,044件
これは令和2年度の虐待相談件数です。(速報値)
虐待死として判明しているだけで年間50人以上います。週に1人はどこかで亡くなっているような状況です。
■児童相談所における児童虐待相談対応件数
心理的虐待
2006年度 6,414件 ➡︎ 2020年度 121,334件
「お前なんか産まなきゃ良かった。」「死ねばいいのに」など、言葉や態度で精神的にダメージを与え自尊心を傷つけるのが心理的虐待です。虐待通報の中でも大きいウエイトを占めています。
身体的虐待
2006年度 15,364件 ➡︎ 2020年度 50,035件
乳幼児への強い揺さぶりによって起こる「揺さぶり症候群」、物で殴られために脳挫傷になり命を失ってしまったり、命は取り留めても障害が残ってしまう事も多くあります。
ネグレクト
2006年度 14,365件 ➡︎ 2020年度 31,430件
養育の放棄、拒否など子どもを家に残して外出する、食事をあげない、閉じ込める等、愛着の形成に必要な状況になく、乳幼児では死に至るケースも多くあります。
性的虐待
2006年度 1,180件 ➡︎ 2020年度 2,245件
ここ近年特に増加しているのが性虐待です。 実父、継父、祖父などによる性的強要や画像、動画などを販売する児童ポルノなどです。
※厚生労働省社会福祉行政業務報告より
■児童養護施設入所児童等調査結果(平成30年2月1日現在)
虐待によって一時的に、または緊急保護された子どもを家庭復帰させるのが難しいと判断された時には、里親家庭、もしくは児童養護施設に入所する事になります。 戦後は戦争孤児の入所や経済的貧困という理由が多くありましたが、現在は親権者がいる子どもたちが約9割です。
里親家庭に委託することにより、特定の大人との愛着関係の下で養育されることにより、自己の存在を受け入れられているという安心感の中で自己肯定感を育むとともに、人との関係において不可欠な、基本的信頼感を獲得することができます。
里親家庭において適切な家庭生活を体験する中で、家族それぞれのライフサイクルにおけるありようを学び、将来、家庭生活を築く上でのモデルとすることが期待できます。
家庭生活の中で人との適切な関係の取り方を学んだり、身近な地域社会の中で、必要な社会性を養うとともに、豊かな生活経験を通じて生活技術を獲得することができるます。
以上のような効果が期待できることから、日本政府は社会的養護においては里親委託を優先して検討することとしています。
「いってらっしゃい!」「おかえり」「大丈夫?」「えらいね」「すごいね」 …
日常の中にある「日々の会話」。 これを経験してこなかった子ども達に寄り添いこの日常を「あたり前」にしていく事。 里親が担っていくのはそんな些細な事からです。
「里親にはなれないけれど、
子どもたちのために何かしたい。」
日本こども支援協会は、養育里親の子育てを寄付で支える「寄付里親」を募集しています。
あなたも、寄付里親として社会全体での子育てに参加しませんか?