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2018.04.16

理事ブログ

産後ケアの重要性【施 治安(せ はるやす)】

産後ケアの重要性【施 治安(せ はるやす)】

我が国では妊娠中の母体へのケアは非常に手厚く、新生児死亡率は世界最少である。

しかし、旧来の文化的・教育的な問題から、母親にとっては「すべてはおなかの赤ちゃんが健康に育つために」という自己犠牲の精神を周囲から強いられている部分もあったようで、出産が母体に与えるダメージの知識や産後ケアの必要性が驚くほど認知されておらず、出産後のケアはほとんどないのが現状だそうです。

産後ケアの不足が引き起こす問題は、
・産後の心身の不調
・家族とのコミュニケーション不足・母子の孤立
・産後鬱
・乳児虐待(虐待の犠牲者の44%が0歳児)
・早期離婚(産後2年以内の離婚 39000件 これは子どものいる家庭で離婚全体の3割)


授乳や沐浴の仕方から、骨盤ケア、ヨガ、アロママッサージなど母体の回復を促すケア、さらに育児相談などのカウンセリングや産後の母子にとって心地よい環境づくりが大切ですね。


全国に(まだ数は極めて少ないですが)産後ケア施設として助産院があります。

助産師の仕事は、「出産に立ち会い、赤ちゃんを取り上げること」だけにとどまらず、妊婦の健康管理、食事・運動の指導、出産後の体調管理、母乳指導、乳児指導など、妊娠から出産、育児に至るまで、母子の健康を守るための一連の管理・指導活動を行うのが助産師です。

また、助産師は正常分娩であれば医師の指示を必要とせず、自身の判断で助産介助ができるのが特徴です。病院で働くことも、自分で助産所を開設することもできます。


産科医の減少により、助産師が妊婦の健診・指導を行う「助産師外来」が注目されています。また、若年層への性教育指導、成人への家族計画指導、出産を終えた女性の身体に関するアドバイスなどの役割も助産師に求められています。


概して医学会は外部に対して閉鎖的なイメージが強いですね。
プロフェッショナルな専門性は医療行為として大切ですが「産ましてそれで終わり」ではなく、病院全体としてその後の「人生のケア」に繋がるような医療のあり方を求めたいですね。


東北や熊本の被災地では、多くの助産師さんたちが地域のために多様なボランティア活躍をされてると聞き及び、病院やクリニックも、もっともっと地域に開かれていければいいのにな!と思ってやみません。

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