日本こども支援協会とは
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昨年、星槎大学客員研究員 大澤理恵 氏の里子受け入れの際に実子から求める「インフォームド・アセント」に関する研究のインタビュー調査に協力させていただきました。
調査内容
インタビュー調査へのご協力のお願い—実子のいらっしゃる里親のみなさまへ—
この度
「インフォームド・アセント・ガイド」が完成されたということでご報告いただきました。
星槎大学客員研究員の大澤理恵と申します。
公益財団法人「ユニベール財団」の研究助成を受け、さらに、「ONE LOVE」の会員様にインタビューのご協力をいただいて、このたび実子への「インフォームド・アセント・ガイド」が完成しました。
里子を受け入れるとき、里親家庭に実子がいる場合が少なくありません。
里子の受け入れは社会的に望ましいとされていることですが、実子にとってはプラスだけでなく、問題もないわけではありません。そのため、里子の受け入れを決定するのにあたって、実子に社会的意義だけでなく、受け入れによってどのようなことが起こるか、実子がどのような心構えをする必要があるかを説明し、同意を得ることが不可欠です。しかし、これまでわが国でも海外でも、里子受け入れ時に、実子にどのような内容を、どのような表現で説明したらよいかについてのガイドがありませんでした。
そこで、実子のいるONE LOVE会員様にご協力をいただき、実子への説明と同意のガイド「インフォームド・アセント・ガイド」を本年3月末に作成しました。
説明の際に考慮する項目は20項目にわたっていますので、少し分量は多くなりますが、お読みいただければ幸いです。
インタビュー調査から、里親は幅広い年齢の実子に対して分かるような言葉で説明をしたり、実子の感情を受け止めたり、愛情を言葉や態度で伝えたりしていました。また、説明は、大人側の視点のみでなく、実子の視点を取り入れた説明がなされていました。
このように、調査では里親が実子のために最善を尽くそうとしている姿を見ることができました。
本ガイドが里親の皆様のお役に立てることを願っております。
ONE LOVEの皆様と、こどもたちの幸せを心よりお祈りいたしております。
星槎大学客員研究員 大澤理恵
「里親にはなれないけれど、
子どもたちのために何かしたい。」
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