日本のこどもたち
日本のこどもたち

まずは、知ることから

親と暮らせない子どもたち

親と暮らせない子どもたち親と暮らせない子どもたち

親と暮らせない子どもたちは社会的に養護されています。
社会的養護とは・・・ 様々な理由で親と暮らせない子どもを、公的責任で社会的に養育し、保護するとともに、養育に大きな困難を抱える家庭への支援を行うことです。
社会的養護は、「子どもの最善の利益のために」と「社会全体で子どもを育む」を理念として行われています。

親と暮らせない理由

親と暮らせない理由

子どもたちが親と暮らせない理由は、一般的には親との死別、経済的な理由と思いがちですが、実は、親からの虐待がほとんどです。
児童相談所の児童虐待の相談対応件数(平成24年度)は、児童虐待防止法施行前(平成11年度)の5.7倍に増加(66,701件)
虐待死は高い水準で推移しています。

親と暮らせない子どもの生活

親と暮らせない子どもの生活

親と暮らせない子どもたちはほとんどの場合、乳児院、児童養護施設などで暮らすことになります。
社会的に養護されている子どもたちの約9割がこのような施設で生活しています。

同じ乳児院、児童養護施設でも、施設の形態によって生活環境がかなり異なります。
全施設の6割は、大舎制という形態をとっています。
職員の配置も「職員1人に子ども5.5人」。
子どもに対する個別のケアが重要になってきている中、まだまだケアを担う職員の人数はあまりにも不足しています。
どれだけ職員が子どもたち一人ひとりに関わろうとしても限界があるのが現状です。

施設での暮らしは、一つの大きな建物の中に、一つの大きな玄関、食堂、浴室などがあり、子どもたちの居室は、個室から8人部屋などに分かれており、家庭的とは言いがたい環境で毎日の生活を送っています。

国からは、現状の「大部屋・大集団での生活の場」から、「ひとりひとりの子どもを見守る家庭的環境」への施設形態の移行が推奨されています。しかし、職員の人数、勤務体制の整備、それによってかさむ人件費の問題など、多くの財政的な問題があり、なかなか前進していません。

国連から是正勧告を受けている日本!

海外では、大人数の施設でこどもたちが暮らしている環境はそれ事態が"虐待"という認識です。
日本のような大型施設は海外にはほとんどありません。

子ども時代に特定の大人との関わりがない環境で育つと、ほとんどの子どもが「愛着障害」を発症すると言われています。
海外から見ると日本のこどもたちが置かれている環境は異常。
国連からも「施設養護をやめて家庭養護にするように勧告を受けています。

子どもたちに必要なもの

子どもたちに必要なもの

子どもたちに必要なもの、それは「わたしだけを、ぼくだけを見てくれる大人」の存在。
施設養育ではなく、家庭養育が必要です。
そのために、血の繋がりを超えて子どもたちを家庭に迎え入れてくれる里親制度があります。

里親制度

里親制度は家庭での生活を通じて、子どもが成長する上で極めて重要な特定の大人との愛着関係の中で養育を行うことにより、子どもの健全な育成を図る有意義な制度です。

里親委託の役割(厚生労働省より)

里親家庭に委託することにより、
(a)特定の大人との愛着関係の下で養育されることにより、自己の存在を受け入れられているという安心感の中で、自己肯定感を育むとともに、人との関係において不可欠な、基本的信頼感を獲得することができる、
(b)里親家庭において、適切な家庭生活を体験する中で、家族それぞれのライフサイクルにおけるありようを学び、将来、家庭生活を築く上でのモデルとすることが期待できる、
(c)家庭生活の中で人との適切な関係の取り方を学んだり、身近な地域社会の中で、必要な社会性を養うとともに、豊かな生活経験を通じて生活技術を獲得することができる、
というような効果が期待できることから、社会的養護においては里親委託を優先して検討することとしています。

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