自分の子どもだけが
幸せな社会はない。
自分の子どもだけが
幸せな社会はない。
里親制度と養育里親
里親制度と養育里親
里親制度とは、さまざまな事情で親とともに
暮らせない子どもたちに、家庭環境での養育を提供する制度です。
里親制度で一定期間子どもと一緒に暮らし、
養育する人のことを「養育里親」と言います。
好きな食べ物が分からない
実親の虐待を受け保護されたAちゃん
(4歳)。
里親の家に来た初日、「何が食べたい?」と聞かれても答えられませんでした。Aちゃんは、実親のもとで美味しい物を
食べたことがありません。
Aちゃんには、「好きな食べ物」が分からなかったのです。
お風呂の入り方を知らない
里親がBちゃん(5歳)をお風呂に入れようとすると、Bちゃんは戸惑いました。水が怖いわけではありません。
Bちゃんは「家のお風呂」に入ったことがなく、お風呂の入り方を知りませんでした。
この2人の話は、残念ながら実話です。
親からの虐待やネグレクトにより施設に預けられた子どもたちの中には、
普通の家庭を全く経験できなかった子がいます。
みんなが当たり前に知っていることを、知らない。
みんなが当たり前にできていることが、できない。
そんな子どもたちが私たちの社会の中に確かに存在し、
その数は決して少なくありません。
当たり前を経験できなかった子どもたちと一定期間ともに暮らし、
家庭で養育するのが「養育里親」です。
養育里親は、子どもたちに「当たり前の生活」と「当たり前の愛情」を与えます。
子育てはただでさえ大変です。
里親としての子育てには、里親特有の困難も待ち受けています。
「実親がいる」苦悩
養子縁組とは違い、里親制度では子どもの親権は実親にあります。
育てているのが里親でも、親権を持つ実親の意見に従わなければならないケースが多々あります。
インフルエンザの予防接種や怪我の治療も、実親の承諾なしではできません。
例えばある里親さんは、子どもの運動会の直前に、実親から参加を拒否されました。
それでも、「実の親がこの子に会いに来てくれてよかった」という気持ちと、「我が子のように愛情を注ぐ子どもの成長を見たかった」という気持ちの両方を抱えながら、当日のお弁当を作ったそうです。
悩みや辛さを
共有できない孤独
里親家庭は全国でたったの4000世帯。子育てに悩んだ時、気軽に相談できる里親が身近にいることは稀です。
全国の里親会が定期的に交流の場を設けていますが、遠方でアクセスが悪かったり、当日に子どもが外出を嫌がったり、さまざまな理由で出席できないケースも多く、参加率はあまり高くありません。
さらに昨今の感染症拡大の影響でリアルな場での交流機会が減少しており、里親たちの孤立はより深刻な問題となっています。
4人に1人の里親が、
1年未満でギブアップ
里親としての子育てを1年未満であきらめる人は、約25%。
もちろん、ほとんどの里親は子育てを続けるために精一杯努力しますが、里親の子育てには、社会からの手助けが圧倒的に不足しています。
子どもたちを、愛のある里親家庭で育てるためには、社会全体で里親を支えていく仕組みが必要です。
日本こども支援協会のアクション
既存のサポートが届いていない里親を支え、安心して子育てを続けられるように、日本こども支援協会は
「ONE LOVE オンライン里親会」を設立しました。
里親たちに「つながり」と「学び」の機会を提供しています。
オンラインコミュニティの運営
養育里親限定の安全・安心のオンラインコミュニティ。里親ならではの「日常のしんどさ」を共有・相談し、正しい情報を得られる気軽な交流の場として、オンラインイベントや交流サロンを開催しています。
週1回のコミュニティサロンの運営や、先輩里親との交流の場を設けます。ひとりで抱えず、全国各地の里親と繋がりを持つことで、誰ひとり取り残さないサポートを行います。
里親の代わりに保険料を全額負担する里親賠償責任保険のサポート
無保険状態で養育を行う里親が、いざという時に補償責任のリスクを回避できるためのサポート。
本来であれば行政が負担すべき里親の保険ですが、現在、ほとんどの都道府県で保険料を里親が負担しています。
そこで、ONE LOVEオンライン里親会が、里親の代わりに保険料を全額負担する仕組みを作りました。
全ての養育里親が、里親委託時に保険へ加入する体制が整備され、無保険状態で委託を受ける養育里親がいなくなることを目指します。
里親養育・子育てセミナーの開催
里親として里子を養育するために、温かい愛情と正しい理解が必要です。ときには専門的な知識が求められます。行政や地域の里親会も研修の場を設けていますが、「地域によって研修内容に差がある」、「里親会所属の里親しか受講できない」などの理由で、学びの機会は不足しています。
ONE LOVE オンライン里親会では、地理的・時間的制約のある里親でも参加しやすいオンラインセミナーを開催。子育ての質と継続率向上に貢献します。
あなたにできるアクション
日本こども支援協会の活動は「寄付里親」の皆さまと共に実現しています。
養育里親になれなくても、寄付里親として社会全体での子育てに参加することができます。
寄付里親とは
寄付里親は、養育里親の子育てを間接的に支える存在です。
ONE LOVE オンライン里親会の運営、全国一斉里親啓発キャンペーンの実施など、日本こども支援協会の活動は寄付里親からのご寄付で賄われてます。
寄付里親として里親の子育てを支援することは
子どもたちの未来を守ること、日本の未来をつくることにつながります。
※当団体へのご寄付は、個人、法人共に税制優遇が受けられます。法人は特別損金算入限度額が利用でき、個人は寄付金控除により、還付(寄付した金額の最大約5割が手元に戻ってきます)が受けられます。
寄付里親の皆さまには、メールマガジンの配信や活動報告会へのご招待、年に一度の会報送付を行っています。
支援により行うことができた活動や実績を、しっかりと報告させていただきます。
ゆうちょ/銀行振込で今すぐ寄付
ゆうちょ銀行から
ゆうちょ銀行へのお振込
記号番号:00910-3-175252
ゆうちょ銀行以外の銀行から
ゆうちょ銀行へのお振込
ゆうちょ銀行O九九(ゼロキュウキュウ)店
当座 0175252
特定非営利活動法人 日本こども支援協会
銀行口座へのお振込
三井住友銀行 生駒支店
普通 4019712
NPO法人 日本こども支援協会
代表理事 岩朝しのぶ
私自身、独身の為に里親になる事は出来ませんが、一人でも多くのお子さんが家庭の温もりを得て、幸せに暮らせるように末長く活動して頂けるよう応援させて頂きます。大変なお仕事ですが頑張ってください。
和歌山県 N・S様
毎日新聞の記事で貴団体を知りました。 私は社会的養護の当事者として成人するまでの約六年間、二組の養育里親のお世話になりました。一時保護期間を経て、当初は児童養護施設に措置されましたが、馴染む事ができず措置変更により養育里親の委託下へ入りました。私にとって里親制度は命を繋ぐものでした。 今後は里子だけでなく、里親とその実子の権利保障にも是非ご尽力いただきたいです。 微力ではございますが貴団体のご活動、応援しております。
大阪府 K・K様
いろいろな寄付先を探していましたが、ここは子供達の抱える問題を根本から解決しようという姿勢に非常に情を感じました。 微力ながらお力になれたらと思います。
長崎県 T・M様
日本こども支援協会について
里親制度は次の世代の虐待防止になる
2010年に任意団体として立ち上げた日本こども支援協会。
NPO法人にしたのは2015年です。最初から法人化しなかったのは「形ばかり」の団体ではなく「活動ありき」でいたかったからです。法人だけ立派に作っても中身が無いのでは意味がない。ですのでまずは法人登記や行政への手続きといった時間を使うのではなく活動ファーストでした。
そして10年も専門的に活動すると当初見えていなかったミッションが見え始めます。私たちは徐々に「最善」を軌道修正する必要がありました。
当初は施設へボランティアと共に訪問し、付き添いや学習支援などをしておりましたが深く知るにつれ、子どもにとって必要なのは「時々のスペシャル」ではなく【日々の安定した日常・生活】だと確信した時から、より広域的な活動に切り替えました。
暴力的な環境から保護されてくる子ども達は、自らも暴力的であったり自暴自棄であったりします。でも、里親家庭で「自分だけをしっかり見てくれる大人」の存在に出会い心身共に安定してくると、勉強や様々な事に興味を持つようになります。社会に出ていった後も、実家のように帰ってくる場所があり悩みも相談できる。些細な事では躓かなくても生きていけるようになる。その後の人生においても永続的に影響があります。
『里親制度は次の世代の虐待防止になる』のです。だから、里親が必要なのです。
里親推進にあたりまず一番の課題は「里親家庭の不足」ですがこれと同時進行で「里親への支援」が必要です。里親になる人が4組増えても1組辞めてしまうような状況だからです。
しかし私たちが目指しているのは「里親がたくさんいるから虐待を受けた子どもが増えても大丈夫ですよ」という社会ではなく、『そもそも里親が必要とされない社会』を目指しています。
どうか一緒に子ども達の人生を取り戻すチャンスを作ってください。自らが里親にならなくても寄付里親として子どもの未来を支えることが出来ます。
自分だけが幸せな世界、自分の子どもだけが幸せな社会はありません。皆が繋がっているからです。あなたの思いを私たちに託してください。
私たちは私たちの団体も必要とされない社会を目指し、1年でも早く解散できるように、一意専心、全力で頑張って参ります。
全ては未来のために。暴力や貧困ではなく愛のバトンを次世代に。
認定NPO法人日本こども支援協会
代表理事岩朝しのぶ
全国一斉里親制度啓発キャンペーン
子どもたちの未来を守るためには、里親の担い手を増やしていくことも必要です。
日本こども支援協会は、10月4日の『里親の日』に全国最大の里親啓発キャンペーンを実施しています。キャンペーン当日は、里親啓発リーフレット45,000枚(社会的養育下の子どもの数)を全国各地で一斉配布。
2017年は47自治体、113箇所での配布活動を行いました。
NHK奈良放送局「なら この人」で協会の活動を紹介いただきました。代表岩朝のインタビュー映像、全国一斉里親制度啓発キャンペーンも紹介いただいてます。
人間学を学ぶ月刊誌『致知』の2019年11月号の対談コーナーに、代表 岩朝が掲載していただきました。
生と死を考える会 全国協議会会長 髙木慶子さんとの対談記事です。
阪急百貨店うめだ本店にて、第2回 H2Oサンタ シンポジウム「こどもの虐待・貧困、里親制度 諸外国の取り組み」を開催。海外から講師を招き、委託率の高い諸外国の制度現状や手法を共有しました。
J WAVE JAM THE WORLDパーソナリティ 堀潤さんと
TOKYO FM Blue Ocean
パーソナリティ 住吉美紀さんと
TOKYO FM ホメラニアン
パーソナリティ 犬山紙子さんと
TOKYO FM ディアフレンズ
パーソナリティ 坂本美雨さんと
いつも応援してくださる
仲川げん奈良市長と
ライオンズクラブ国際協会335B地区12R2Zのライオンの皆さまと
385人から合計764万8千円の支援を受けてONELOVEを開発
お母様との素敵な"繋がり"を
お話しくださるサヘル・ローズさん
いつも応援くださる
大沢樹生さん
TOKYO FM「Dream Heart」茂木健一郎先生と対談
今いる子どもたちを大切に育てることで、
将来自立した大人へと成長し、次の世代へのバトンがつながります。
親と暮らせない子どもたちを養育里親が育てること、
その子育てを私たちみんなでサポートしていくことで、
子どもたちにはもちろん、日本の社会全体にも影響を与えます。
是非あなたも、日本の未来をつくる寄付里親の一員になってください。
※当団体へのご寄付は、個人、法人共に税制優遇が受けられます。法人は特別損金算入限度額が利用でき、個人は寄付金控除により、還付(寄付した金額の最大約5割が手元に戻ってきます)が受けられます。
ゆうちょ/銀行振込で今すぐ寄付
ゆうちょ銀行からのご寄付
ゆうちょ銀行 〇九九(ゼロキュウキュウ)店
当座 0175252
特定非営利活動法人 日本こども支援協会
銀行口座へのお振込
三井住友銀行 生駒支店
普通 4019712
特定非営利活動法人日本こども支援協会
代表理事 岩朝しのぶ
遺贈寄付
「遺贈寄付」とは、生前に残した「遺言書」によって示された財産の全部または一部の使いみちを「寄付」にすることです。
ご本人以外の相続人の方が相続財産からご寄付する場合も、広い意味では遺贈に含まれる場合があります。
遺贈先として日本こども支援協会をご検討いただける方は、ぜひご連絡・ご相談くださいませ
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